タイトル:7MHz・DC受信機「Sparrow40」 高性能化計画 File-007 Back
トランジスタ−で作る、「7MHz ダイレクト・コンバ−ジョン受信機 Sparrow40」の、回路改造の投稿記事集です。
CYTEC/サイテックの、BBS「情報の泉」に、書き込まれた情報を、ここにまとめてみました。
主催:「Suparrow40 愛好者友の会」
1)VFOの周波数を、安定化させましょう。その1 ・・・・・JG2LGM/山田OM 投稿。(2003−2)
★上記の図が、「スパロ−40」のVFO部分です。周波数を安定化するには、現在使われている、発振コイル−T2と、回りのコンデンサ−を
温度係数が小さな物に、取り替えました。具体的には、T2の代わりには、トロイダルコア−を、セラミックコンデンサ−の代わりには、スチ
ロ−ルコンデンサ−を、使用しました。
1)トロイダルコア−に交換する。(画像をクリックすると大きくなります。)
コイルデ−タ: T50−#6 0.32mmホルマル線 30t (約3.6uH)
2)セラミック・コンデンサ−を取り替える。(画像をクリックすると大きくなります。)
100pF−>95pF(62pF+33pF)のスチコンに交換。
220pF−>220pFのスチコンに交換。
★改造した、結果です。★
a)周波数カバ−範囲・・6,974MHz−7.105MHz(131KHzの幅)
b)周波数安定度・・コールドスタート後、20分間に+2.6KHz。
その後、10分間で±60Hz以内の変動になりました。(1時間経過まで)
2)VR最大時の、AFアンプ発振を止めましょう。 ・・・・・JE1AHW/内田 投稿。(2003−2)
★「Sparrow40」で、音量を最大にした場合、AF段が発振する事が有ります。ここでは、その対策をレポ−トします。
左図は、「Sparrow40」の検波段後の、AF−アンプ部です。エミッタ−に入っている抵抗値を、510−1KΩに
変更しますと、発振が収まります。(多少、ゲインが落ちます。)
(画像をクリックすると大きくなります。)
3)VFOのコイルを、トロイダルコア−にする。その2 ・・・・・JE1AHW/内田 投稿。(2003−2)
★変更する部分の回路図。(画像をクリックすると大きくなります。)
VFOに使用しているFCZコイルを、基板の変更無く交換できるようにと、下記のような専用基板セットを
作成しました。変更に使用した部品は、 トロイダルコア− T37#6(黄色) 35t
・・・1
セラミックトリマ− 50pF ・・・・・・・1
セラミックコンデンサ− 33pF
・・・・・1
スズメッキ線、両面テ−プ ・・・・・ 少量
★改造の様子は、写真を見て下さい。(画像をクリックしますと、大きくなります。)
★基板への実装の様子は、写真を見て下さい。
(画像をクリックしますと、大きくなります。)
★コイル変更後の使用感。
定量的には測定していませんが、スイッチON後から、明らかに周波数の安定度が、改善されています。
10分程すると、ワッチするのに十分な安定度が、得られます。
周波数カバ−範囲は、回路図に有る変更部分以外は、以前のままで約120KHzと、成りました。
★まだまだ改造をすると、良くなる点が有ると思います。みなさんも、「Sparrow40」高性能化プロジェクトに、参加して下さい。
Back ©CYTEC 2003/02