50MHzファイナル部RFトランス
皆さん、こんにちは。
現在製作している、50MHzトランシ-バ-の、ファイナル部分に使用するトランスについて、お話してみます。
今回のファイナルは、2SC2851を使った抵抗帰還形NFBアンプです。
出力部に、1:4のRFトランスを使用しています。
そのRFトランスに、入手しやすい7K型のFCZコイルで7MHzを
使いました。
2次コイルが、バイファイラ-巻きなので、好都合です。
7kコイルで、出量は、100mW得られます。
次に、CYTECで使っている、RFトランスを使った所、200mW
ぐらいが得られました。
次に、小型メガネコア-に0.2mmバイファイラ-巻き2tのトランスを作り、使ったところ、同じく200mWほど得られました。
やはり、フェライトを使ったトランスのほうが、出力が有ります。
ただし、両方とも、入手の面で問題が有ります。
それで、入手しやすい7Kボビンのコイルを使ったわけです。
7Kボビンは、磁束回路が開放型になっていて、たぶん効率が悪くて
出力が出ないのかもしれません。
メガネコア-は、閉磁束回路です。
どっちみち、実用には、リニアアンプが必要になるので、大きな違いはありませんが、単体でQRPで使うには、少しでもパワ-が、欲しい所です。その意場合は、フェライトコア-で、1:4のトランスを使えばよいでしょう。
CYTECで良く使用する、2SC2851は、とても良いTRです。
昔の、2SC2053にも似た感じで使えます。
もし見つけたら、入手しておいてもいいでしょう。
JE1AHW/内田 2024/06/25(Tue) 13:41 No.183